誕生日の日に、小鉄を連れて食事に行った。
そう
小鉄連れてです。
鞄の中に入れて。

今まで散々寂しい思いをさせたので、
何処かへ出かける時は、なるだけ連れて行こうと思う。

こういうの気持ちの問題ですよね。
別にいつまでも小鉄の亡骸に存在にすがっているんじゃない。
小鉄はもう生まれ変わって、どこかで生きているんだから。

毎朝、一番のお水を取って、大好きだったハムを上げてます。

小鉄のヒゲを貰い、大切に財布に入れています。
爪も毛も。

以前にふと考えたことがあります。
私は亡骸にすがって泣く事が出来るもんなんだろうかと。
幸い、身内が健在でそういう場面に立ったことが無かったから。

私は小鉄の亡骸にすがって泣きました。
頬ずりをしました。
唇で触れました。
愛しくて、愛しくて、溜まりませんでした。

今も愛しくてたまらない。
小鉄の名を呼んでしまう。
昔から歌を口ずさみながら作業をしてしまうのだけど、
全て小鉄の名前で歌ってる。
まるでミュージカルのように。
タモリに聞かれると恥ずかしいな。